ブカレストの犯罪をケーススタディする


犯罪被害ケース

大使館によれば次のようなケースが報告されているそうです。

ごく最近、ブカレスト市内において、邦人旅行者が被害者となる盗難事件が二件発生しました。
(1)一邦人旅行者が、旧市街で見知らぬ人物から写真を撮ってほしいと頼まれ、写真を撮ってあげていたところ、身に着けていたバッグ内から現金等を盗まれた。
(2)一邦人旅行者が、深夜に幹線道路ではない道路の路上で、スーツケースを引いて歩いていたところ、スーツケースを奪われた。

詳しい状況はわかりませんが、ある程度は想像できますので、この2つの事案について考えてみることにします。

ケース1について

まず、最初のケース。写真を撮っている間に「身に着けていたバッグ内から」現金を盗られたとあります。写真を撮影するのに、なぜ体を密着させていたのでしょう?これが一番大きな疑問点です。

旧市街あたりで深夜から早朝にかけての時間帯に、「いいことしよう」などと言いながら近づいてきて、体を密着させ、ポケットやカバンから盗めるものを盗む女性たちがいることは事実です。

しかしながら写真を撮影する場合、犯人とのあいだに距離があるので、すりはできないのではないでしょうか?バッグを体から離したならともかく、身に着けていたバッグからとることは不可能なはずです。

したがって、勝手に憶測で判断すれば、この「一邦人」は男性で、近づいてきた女性に対し「一緒に写真を撮ろう」と持ち掛け、体をくっつけて一緒に写真を撮ったのでしょう。

ケース2について

日本から最短でルーマニアに入国しようとすると、夜中の12時前後に飛行機が空港に到着します。成田を10時台から12時台に出発し、ヨーロッパのハブ空港で乗り換えることになるからです。

深夜に外国に着いたらそれなりの警戒は必要ではないでしょうか?たかだか2,000-3,000円程度のタクシー代をケチって、命を落とした人もいました。割に合わない節約はおすすめできません。

ブカレスト市内の路上で強盗にあうというのはあまり耳にするケースではありません。おそらく被害者がいかにもおいしそうな格好をしていたのではないかと想像します。たとえばスーツを着ていたとか、何かよほど襲い甲斐のある雰囲気があったのかもしれません。

わたしは深夜に街中を歩くことがありますが、怖い思いをしたことはありません。多少は通る道を選びますが、市内全体のほとんどの場所が安全だと言えます。

結局、わたしがほかの記事で書いたように、この「一邦人」は危ない地域を無防備に歩いたのでしょう。

両事案から学ぶこと

旧市街は常に警察が巡回していますし、繁華街としては異例に安全な場所です。発砲事件はおろか、暴力事件もほとんどありません。ただ、今の季節は外国人が多いので、スリにとっては稼ぎどきです。犯罪被害にあわないための多少の対策も必要です。

鞄やポケットに常時注意を払うとか、大金を持ち歩かないとか、盗まれてもいいダミーの財布をポケットに入れておくとか、いろいろ考えてください。1回のスリ行為で、複数の持ち物が盗まれる可能性はあまり高くないです。

また、市内のどこが危険ゾーンか知らないのなら、暗くなってからの一人歩きはやめたほうがいいのではないでしょうか?空港と市内中心部を結ぶ783のバスは24時間運行していますが、このバスの停留所から徒歩圏のホテル以外に宿泊するなら、タクシーを使った方がよいでしょう。


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