旅のルーマニア

ルーマニア旅行のための手引き

男性のためのディープ過ぎるかもしれないナイトライフ情報 概論


まずは歴史など

10年位前までであれば、ちょっとしたホテルに泊まれば、ホテルの入り口やロビーで男性客に声をかけるポン引きがいたものでした。「マダーム?」という聞き取りやすく理解しやすい表現が好んで使われたものです。明らかに「女は欲しくないか?」という意味だったはずです。円が強かった頃、日本の商社マンは世界中で女を買っていました。おそらくそのせいです。90年代のルーマニア経済が厳しかった頃、わたしは日本語まじりで声をかけられることがあったのは。さらには日本円での支払いを説明されたこともあります。日本人は彼らにとっていい客だったのでしょう。

ところが今はこのような光景を見にすることはまずありません。わたし個人はあまりホテルに宿泊することが多くはないので断言はしませんが、このようなあからさまな売春勧誘はほぼ絶滅したと考えていいでしょう。ブカレストのホテルでも地方のホテルでも、簡単に女性を買うことはできなくなってしまいました。

 

法律と警察の動き

なぜポン引きが絶滅したのかということですが、それにははっきりとした理由があります。EU加盟後、売春斡旋は管理買春であり、管理買春は人身売買でありマフィア経済の温床であるという認識を政府が持たざるを得ず、警察が日々摘発してきたからです。

一方「売春」は法律的にグレー地帯にあるという認識を示す人(法律家・政治家)が多いようです。法律上、名指しで禁止されているわけではないが(刑法上の禁止されていない)、法律的に認められた仕事でもない(売春収益という項目で税務申告することができない)という事実からこのように解釈されています。

事実上、警察の取り締まり対象となっているのは管理買春だけであり、個人の売春が売春をしているという理由だけで摘発されたケースは聞いたことがありません。(路上で客取りをしているとたまに警察に連行される場合があっても、それは「公衆の風紀紊乱」などが拘束の理由になっているようです)。

昨今のヨーロッパの流れでは、サービス業としての売春婦の社会的認知が時折り声高に叫ばれますが、ルーマニア社会はその点ではやや保守的で、人権として売春業を認めろという運動はあまり広がっていないように思えます。

売春業と隠れた売春婦

それでももちろん売春婦なるものはかなりの人数にのぼり、彼女たちは毎日せっせと働いているようです。そのほとんどは個人業者です。上にも書いたとおり、売春業が「業」として認知されていないため、法人として売春業をすることはまず不可能でしょう。

マッサージ嬢の広告(1回200レイとのこと)

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例外は二つあります。ひとつはヨーロッパによくある形態の「ナイトクラブ」で、もうひとつは日本人におなじみの通称「マッサージ」です。個室でダンスを見せるまたはマッサージを施すのが女性の仕事であり、それ以上のことは経営者・マネージャーは知らないということになっているパターンです。

実際はダンサー・マッサージ嬢との交渉次第では一線を超えたことがなされているはずです。しかしそれはダンサー・マッサージ嬢のエキストラサービスであり、お金を払えば必ず施してもらえる会社が提供するサービスではありません。あくまで個人間の交渉次第です。

言ってみれば売春防止法後のトルコ風呂・ソープランドと同じやり方です。こちらのほうがよりマフィア的であり、管理買春的ではないかと思わなくもありませんが、ここ数年ブカレストに増えた経営形態であることは間違いありません。

 

<追記(2016年5月13日)>

たまたま地方都市に行く機会があり、ホテルに宿泊しました。夜、暗い街中を徘徊していると女性が一人玄関先にぽつんと座っているのが目に入りました。よく見ると、そこはホテルかと思えばホテルに見えなくもないところでした。

詳しく事情を聞くと、そこは2時間いくら(安いといえば安い値段)とかの休憩用ホテルで、玄関先に座っていた女性を含め何人かの売春婦が客待ちしていたのです。値段とプレイはもちろん交渉次第です。(女性の値段はそれほど安くない)。近くのホテルにも出張するようです。

こういう宿が地方にはあるんですね。わたしは勉強不足で知りませんでした。ブカレストでは全体的にもう少し陰に隠れて営業しているようにわたしには思えます。


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